おはようございます
かこでございます。
今日は一昨年の3月11日に受けた抗がん剤
治療の最終回のお話です。
さて、TC療法を受けるのにあたり、身長体重
、血圧、体温、そして、体内の酸素濃度を計り
、全く問題なく、抗がん剤を受けることが確定
します。
3回目までは母が付き添いに来ていましたが、
段々と、母もいい加減付き添わないでOKでし
ょう感じとなりその日は、一人で受けました。
付き添ってる間、暇だし。無理もないことです。
私自身も、1回目の抗がん剤治療の時は、パニ
ック状態で、体温がたかだか37℃になった時点
で
「これって抗がん剤の副作用ですか」
と騒ぎ立ていたことを思うと、少々針が刺さって
痛かろうが、へ見たいに思うようになりました。
かなりの、成長ぶりです
また、1回目の抗がん剤治療は針が刺さっている
間は正しく石のように固まっていた私ですが、4回
目にもなると、周りの会話に聞き耳立てるぐらい余
裕が出てきました。
看護師さんがやって来て、抗がん剤をセットしてくれ
ました。
最後は、全く問題なく血管もとることが出来ました。

最後のTC療法の始まりです。
一人での抗がん剤治療、ザックリ言うとすることがな
くて、退屈です。
初回なら、緊張感だけであっという間に終わってしま
いますが、何せ4回目ですから。
「雑誌でも持ってくれば良かったよ」
と思っていたその時、隣のベットの患者さんが若い看
護師とお話しだした。
隣のベットの患者さんは70代くらいのオジサマでした。
若い看護師さんは20歳代中頃でしょうか。
オジサマも抗がん剤治療の間、暇なんでしょう
何だかんだと、看護師さんに話しかけます
看護師さんが何気に
「来週○○に行くんです。楽しみにしてるんですよ」
とオジサマに言うと
「ほうっ ええなぁ ははぁ~ん 彼氏とやろ
」
と言いました。
職場で、上司が女子社員に言うと一発でセクハラにな
りそうな、このお言葉、意外にも看護師さんは
「ええそうなんですぅ。うふふふ
」
と返していた。
オジサマも、大阪のオバちゃん化してしまっているのか
さらに、看護師さんを質問攻めにします。
「彼氏、何してる人?」
「薬剤師です。」
「へぇ~どうやって、知り合ったん」
「ここで一緒に働いているんです。」
「そうか、職場かいな。そらっ二人でな働いたら、将来も
ええなぁ」
看護師さん、幸せそうに笑っている
「でぇ、彼氏どこの大学でてはるん」
と、えらく突っ込んだことを聞き出した。
「○○薬科大学です」
「ほぉ~そら凄いな。」
そして、話が段々と思わぬ方向に進んでいきます。