こんばんは、かこでございます。
私は約2年半前に乳がんの告知を受けてその
後、手術、抗がん剤治療、放射線治療を受け、
今は、ホルモン療法を受けて闘病中です。
抗がん剤治療を受けていた頃は、法律事務所に勤めてい
ました。
3回目の抗がん剤治療後の体調不良がそこそ
こ良くなったころ、一組の親子が事務所にやっ
て来ました。
お母さんと息子さんで、息子さんが一方通行を
逆走して、事故ったとかいう事件だったようなの
ですが、その日の家庭裁判所の審判が正念場
というような感じでした。
それはそれでいいのですが、息子さんの様子が
おかしい。
顔が真っ赤で、目が虚ろ。見るからに、体調が悪
そう。
私の抗がん剤治療の日程が年明けから3月11日
でした。
その日は2月下旬頃でした。
そうインフルエンザの季節でした。
取り合えず、アルパカ先生にインフルエンザが移
ったら大変なことになるので、
「アルパカ先生、マスクつけて。。。」
とマスクをつけさせ、お母さんから事情を聴く。
「息子は今日具合が悪くて熱を測ったら、37
℃あって風邪かもしれないと思ったんですけ
ど、今日の家庭裁判所は何が何でも行かない
といけないと思って、連れてきました。もし、今
日行かなかったら収監されるかもしれないし、
この子の人生かかってるんです」
(うんうん息子さんは人生かかってるんやろう
けど、私には私の命がかかってるのよね~)
(今インフルエンザに罹ったら死んでまうでぇ)
アルパカ先生が、家庭裁判所に電話をかけ、
裁判所としても、インフルエンザだったら、来て
頂いても困るということで、その日の期日は中止
なりました。
取り合えず、病院に行ってもらって治療して、診断
書を出してくださいということになった。
その日の夕方、お母さんから電話があって結局あれ
から、39℃近くまで体温が上がったらしい。
がしかし、インフルエンザではなかったらしい。
風邪か、極度の緊張で知恵熱的なものだったのか、
未だ持って真相は不明
とにかく、それからは特にインフルエンザにも風邪に
も罹らず、3月11日の最後のTC療法を受けることに
なります。