私は、2年前に乳がんの手術を受けて抗がん
剤治療、放射線治療を受けました。
そして、乳がん3年目の今はホルモン療法を受
け、毎日薬を飲んでいます。
2回目の放射線治療のあと、1週間経つか経た
ないころ左目が痛くて、目が覚めました。
鏡を見ると充血しています。
アイボンで目を洗っても全くよくなりません。
かえってしみて、痛さが増すばかりでした。
仕事中にTC療法の副作用が目にでるかど
うか調べましたが、結膜炎はでませんでし
た。
でも、
「絶対これは抗がん剤治療の副作用だ」
と信じて疑いませんでした。
どこか具合が悪くなるのは、抗がん剤のせい
というのが、手っ取り早い問題解決方法でし
た。
あまりにも、痛いので、眼科に行くことにしま
した。
問診票の質問に答え、心当たりの理由のと
ころにでかでかと、
「抗がん剤治療」
と書きました。
眼科医の先生が私の目を見て
「何か鉄粉の舞うような環境にいましたか?」
と聞かれたので、ないと答えました。
私から、「あの~抗がん剤をしているのですが
それが理由でしょうか?」
と聞くと
「ん~それはないでしょう~」
と一言。
よくよく見ると、瞼の裏に脂肪の塊が出来ていて
それが、角膜にあたって傷をつけていることが判
明しました。
脂肪の塊をとってもらい、薬を塗り眼帯をして仕事
に戻りました。
それから、暫くマスクに眼帯、眼鏡という何とも不自
由で情けない姿で生活することになりました。
抗がん剤治療していた生活の中で、マスクに眼帯と
いう2重苦に悩まされた日々でした。
トホホ