退院して、家に戻ってぼぉ~とすること暫く。
全くなんともないですよね。吐き気とか倦怠感とか。
(よし、抗がん剤治療は楽勝やん)
と心の中でガッツポーズ
そして、夕食の時間。
忘れもしない、おかずが八宝菜でした。
味が。。。おかしい。むぁと薄い。というか、味がない。。。
(これが、味覚障害かぁ。。。)
抗がん剤治療すると、舌にある味蕾という細胞が死にます。
味蕾が復活するのが速い人と遅い人がいるようで、私は確実に遅いほうでした。
次の抗がん剤が始まるころに味覚が戻るという人がいましたが、私は抗がん剤治療が完全に終わって1か月以上経ってようやく戻りました。
味覚障害には亜鉛がいいらしく、亜鉛のサプリメントをのんだり、牡蠣を食べたりしましたが、なかなか戻りませんでした。
それからというもの、セブンイレブンで買って食べていた、大好きな100円シリーズのチョコレートなんかは、全く味がせず、まるで、ゴムを食べているような感覚でした。
味覚障害で不思議だなぁと思うのは、完全な天然の味はしっかり分かるというところでした。
ファミリードクターの先生に貰った骨髄抑制を抑えるために飲んだ漢方薬の味とかはしっかり分かりました。
あと、チョコレートでも高級品と言われる、ゴディバのチョコレートとかは、ちゃんとチョコレートの味がして、嬉しかったです。
あと、頂き物の高そうな苺のスイーツとか甘くて美味しかったです。
バカ舌になっても、美味しものは美味しいのです。