
大阪にはたくさん病院があります。
たくさんあるということは、それだけ選択肢が多いということ。
いっぱいありすぎて、目が回りそうでした。
私がまずしたことは、いろいろな人にメールして乳がんに罹ったということの報告。
すると、あそこの病院はどう?みたいなメールが返ってきたりします
その中で、心惹かれたのが、先進医療の粒子線治療。
元同僚さんの旦那さんが前立腺癌にかかった際に、6ケ月かけて粒子線治療を受けて切らずに完治させた夢みたいな治療法。
お値段のほうが280万円。
目が飛び出るような金額だけれど、先進医療特約に入っていて全額保険でカバーしたというラッキーなお話。
いろいろ調べてみると、非浸潤性がんで、しこりが小さいもの、閉経して、年齢が60~65歳。
しこりが小さい以外は全部アウトということで、夢の治療法は去って行きました。
私がピックアップした病院は、
ドラいもん先生お勧めの病院、乳がんを見つけてくれた担当医の先生が一押しの病院、乳がん専門病院、そして家から近い総合病院。
そして、手術を内視鏡手術でやることを得意とする某国立大学病院。
内視鏡は心惹かれましたわ。
内視鏡=傷が残らない。
っていうイメージつよいですから
友達に占い師がいます。サイコロで占うのですが、これがすごく当たる。
そこで、事情を話して占ってもらうことに。
すると、ドラいもん先生がお勧めの病院が一番良いといった結果に。
その病院は、ノーベル賞受賞者を輩出した大学の付属病院の研究所も兼ねています。
医療訴訟事件を数多く担当している弁護士さんも
「あそこは、医療技術が高い。」
と唸るほどの病院なのです。
内視鏡手術とノーベル賞のはざまで、悩むこと二日間。
知り合いの元外科医さんとガンを見つけてくれた先生に相談することにしました。
元外科医の先生は
「乳がんって内視鏡ですんの?知らんかったわ」
「傷?大丈夫。そんなん大丈夫や。しこりのある所は上の横っかわやから、胸の形はピット上を向いてかっこよくなるで。」
「俺が執刀した患者さんは『先生、反対側もやって~』って言ったりする。そんなん、どこも悪ないのに切られへんってな」
最後に「切ってもらうときは執刀する先生の相性は大事やで。ちょっとでも『この人ちょっとあかん』って思ったらやめとき。そういう時は絶対なんかあるから。」
ガンを見つけてくれた先生は
「確かに、内視鏡でも最近はするけれど僕は普通に切ることを勧めるけどね。ちゃんと目で見て取り残しがないかどうか確認しないと」
そういわれると、内視鏡手術も怖くなり、ドラいもん先生お勧めの病院に紹介してもらうことに決めました。
「えっ占いで決めちゃったのか」
と突っ込まれそうですが、その後、このドラいもん先生お勧めの病院に決めて良かった事情がいろいろと出てきます






私が手術を終えて間もなくの頃、ニュースで陽子線治療?が乳がんでも出来るようになったと報道がありました。
乳房って柔らかくてX線を当てる時に動くので、なかなかそういった治療は出来ないようなのですが、下着メーカーのワコールが装着用の下着を開発したとかで、治療ができるようなったみたいです。
もちろん、ビックリするほど治療費も高いんだろうけど。
医療の進歩は日進月歩。
切らずに治せる日が近づいているのでしょう