こんばんは、かこでございます。。。
何気にヤフーニュースを見ていると40代の
男性が、国を相手取って離婚後の共同親権
を求めるように提訴をしたと載っていました。
民法819条1項及び2項
協議離婚もしくは裁判離婚をする時は子どもの
親権を父か母に限定しなければならないというもの。
このニッポンでは、当ったり前以前の常識として行わ
れているものです。。。
この当ったり前が私にとって非常識に感じられたのが
カナダに留学していた、36歳の秋のことでした。
カナダでの離婚率は日本のそれよりも高く、私がお世
話になっていたホストマザーも子どもの頃、両親が離
婚し母親に育ててもらったそうです。
その際に、生まれて初めて耳にしたのが
「共同親権」
というものです。
そもそも、協議離婚というものは世界的観ても、かなりレ
アなものです。
ちなみに、在日韓国人同士がが協議離婚をした場合でも
領事館に夫婦で出向いて領事との面談を受けないと戸籍
上の離婚はできません。
領事からは夫婦間での取り決め事などを聞かれるようです。
欧米では共同親権が認められて、一緒に暮らしていない子
どもに定期的に会う頻度も裁判所で協議して決めます。
日本では
「あんなろくでもない、男が父親だなんて。。。絶対別れたら
会わせてやるものか」
とか
「自分の好きで子どもを引き取るのだから、養育費なんて、ビタ
一文払わない。。。そもそも、親権がないし。。。」
とか
「元嫁が再婚したと聞いたけど、もう養育費止めてもいいですよ
ね。新しい旦那がいるんだから、俺、関係ないス」
なんて、能天気なことを言う人がいます。
夫婦は所詮他人。紙切れ一枚で他人になれます。
でも、親子は違うんですよね。
私がお世話になったホストマザーはジャパニーズカナディアンで
両親とも生粋の日本人でしたが、カナダの法律には逆らうことが
出来ず、共同親権を選択し週一度の頻度で子どもの面会交流を
していたそうです。
日本であれば、両親が離婚した日から一度も離れた親には会え
ないという何とも複雑な状況に陥り、時に自分と家庭を捨てた、
憎むべき「父親」「母親」と思い込まれることもままありますが。。。
外国では、そういうことはあまりないようです。
ただ、顔を見たくない、何をしているかも知りたくないとうような、
ドロドロとした関係の両親であれば、毎回の面会交流の度に家に
子どもを迎えに来る元相棒の存在は本当に厄介なものであるよう
です。
ホストマザーの両親は、まさにそのような元夫婦で、面会が終わり
家に送り届ける時は決まって、家のワンブロックの曲がり角という
ことが決まっていたそうです。
「お母ちゃんの顔は見たくない」
という理由で。。。
と、前置きが長くなりましたが、「共同親権」は選択できるようにしておく
べきだと思います。
元夫なり、元妻なり色々と、フクザツなことはあるかとは思うのです。。。
お互いに「変なのと一緒になっちまったもんだ、まさに青天の霹靂、
人生の黒歴史、消せるものなら消してしまいたい。。。」
なんて思っていることでしょう。
でも子どもにとってはたった一人の「父」であり「母」なのです。。。
ホストマザーも、もし日本で生まれ育って日本で離婚していれば
単独親権となり、父親と会うことなく育ったことでしょう。
両親の複雑な関係を観て、自分なりに理解しながら育つことも、
人生のお勉強と言えばお勉強なのです。。。
大人が思っている以上に子どもの、思考回路のバランス感覚も
なかなかのものです。
幼稚園や小学校に入ると、会ったことのない親について質問する
ことが、多くなることもあると聞きます。
なかなか答えない親に、そのうち何も尋ねなくなる子や
「スマホに聞いてみる」
という切ないこと言い出す子。。。
親の愛情をどんな形であれ、受けた子は幸せになります。
それは、紫微斗数を習う事でよく分かりました。
多くの子ども達が、幸せになれるように。。。共同親権が認められる
ように祈りたいです。。。