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やっぱり、猫も好き③

カナダ ナイヤガラの滝のすぐそばに セントキャサリンズという小さな町があります。

私の従姉が住んでいる縁で1年半ほど、私も住んでいました。

その町で、訳あって引っ越しを2回ほどして二つ目のホームステイ先で一緒に暮らしたのが、この仔。

ドリフター君 ♂ 年齢不詳

ずいぶん前に、動物の言葉が分かるという女性がテレビに出ていて、

どんな子でも、自分の仕事をもって生きてると言っていました。

テレビの中のある猫はある日を境に、全く元気がなくなってしまい、飼い主さんがテレビ局を通じてその女性に依頼したとか。

その猫が、女性に語るに毎日近所にある老人ホームに通い、入所者に愛想を振りまき、生きる楽しみを与えるのがその猫の、仕事であり使命だったのだと。

その老人ホームが、どこかに移転してしまいその猫は、仕事を失い悲しくてふさぎ込んでいるー

そういう番組でした。

ドリフター君は、私がそのホストファミリーにお世話になる約10年前に家の前の藪から這い出てきたところを、今の飼い主さんにひらわれました。

ずるずると、藪から這い出てきた漂流者だから”Drifter”と名付けられます。

このドリフター君、どういうわけか対面初日から私に懐き、なんだかんだ、世話を焼いてくることになります。

毎日のように、食事前になると私の部屋にやってきては

「にゃ~猫にゃ~猫

と鳴き、

その後に決まってダイニングから

「食事よ~~ルンルン」とホストマザーと声がかかります。

部屋で、宿題に追われていると、終わるまでずっと机の傍で座って待っていたり。。。

とても、面白い猫でした。

ある日、ルームメイトと話をしていると、ドリフター君の話になり

「あの猫、賢いですよ。私の目覚ましの時間を知っていて毎朝アラームがなる少し前に、私の部屋のをノックして起こしに来ます。」

「でも、学校が休みの日曜日は起こしに来ないし、とても不思議」

なんだとか。

ちなみに、私はドリフター君に起こしてもらったことはありません。

ルームメイトの授業は朝8時からと早く、家を7時頃でないと間に合わず、私はそれよりも1時間遅く、出ればよかったんです。

ドリフター君そこらへんの事情を分かってたとすれば、すごいなって思います。

たまたま偶然だろうとは思いますが。

ドリフター君の中では、

 「こっちの子には食事の時間を教える。そんで、あっちの子は学校がある時は起こしてアゲル」

ということになっていたのかもしれません。

ルームメイトの中にもう一人チャイニーズのボブって子がいたんですけど、ドリフター君はボブには何もしなかった模様。

どうしてなんでしょうかね?

よく分からないんですが、ボブはよく

「僕は猫はあんまり好きじゃない。恐いんだ」

って言ってましたけど。

私が、ドリフター君の元を去ってずいぶんになります。

ドリフター君どうしてるかな。。。

今も、ルームメイトのお世話をしてくれているといいんだけれど

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