ブログ

最終兵器の京都人

自分探しの旅から帰ってきて、いろいろなアルバイトをしました。

郵便局の年賀状売り、宅配便の受付、スーパーのレジ係などなど。

その中に、消費者金融いわゆるサラ金のコールセンターで取り立てのアルバイトをやっていたことがあります。

サラ金のコンプライアンスはなかなか厳しく、取り立ての電話は一日4回までとか、電話から電話の間は何時間、開けないといけないなどなど、働かないと分からないこともいっぱいありました。

ドラマとかでどぎつい言葉で罵るようなシーンとかあるけれど、今は絶対そんなことはしませんしできません。

録音なんかされて、金融庁に持ち込まれたら、一発アウト。

取り立てというより、ご返済のお願い、という感じです。

話は変わりますが、皆さんは大阪人に対してどんな印象がありますかはてなマーク

ガサツで、言いたいことをドスのきいた大阪弁でまくし立てる。

「オンドリャー、なにしてけつかんねん。しばくぞ。ムキーッ

「おい、われ、グタグタ言いやがったら、大阪湾に沈めるぞムキーッムキーッ

みたいな感じでしょうか。

まぁ~恐ろしいガーンガーンガーン

そういう人は「ナニワ金融道」とか「ミナミの帝王」の見過ぎですよ。

話を戻しましょう。

ある日、関東のほうのお客様のところにお電話を差し上げることになりました。

確か、振り込みが途絶えて久しいお客様でした。

携帯電話にかけて、出なかったので自宅に電話をかけてみました。

電話に出たのは、中年のおば様風のお客様。

「○○様のお宅でしょうか。わたくし××と申しますが、A子さんいらっしゃいますでしょうか?」

「はい。A子はです。」

「◎×ファナンスと申します・・・・今よろしいでしょうか?大変申し上げにくいのですが、お支払いのほうが~」

というと、急にお客様の声色がそこで変わり、

「えぇ~ 06ってことは大阪?きゃあ~怖いわ、だから、大阪の人って嫌なのよ。恐ろしい。大阪の人となんか、話したくないわプンプンプンプンプンプン

とまるで、スピッツのようにキャンキャン騒ぎ出した。

(何も、言うてないがなっ ただ、お支払いっていうただけやん。なんでそこまで言われんとアカンねん。ショボーンショボーンショボーン

ここまでになると、こちらから何を言っても埒が明かない。

そこで、仕方なく隣に座っている男性社員に電話を回すことに。

電話を回しても相変わらず、大阪人だから恐ろしくてたまらない、そのうち、家まで取り立てに来て、家を滅茶苦茶にするんだろう的な妄想満載の、キャンキャン状態で暫くは、ずっと男性社員もただ聞くしか、ない様子でした。

そして、おもむろに

「○○様、あの~、申し訳ございません。わたくし、大阪の者じゃないんです。わたくしは、生まれも育ちも、京都なんです。勤め先は大阪でございますが。。。」

「えっ?あっ? うっ?ガーンガーンガーンガーン

みたいな感じで、もう何も言い返せない、お客様。

勝ち誇った様子の京都人の男性社員。

しっかり、返済のお話させていただきました。グッド!

生きてた中でトップテンに入る出来事です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です