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すべては気の持ち方次第だったりする。手相と寿命

こんばんは、かこでございます。

皆さんは、占いと聞いて何を一番

に思い浮かべますかはてなマーク

私が占いをしているというと、大体

の人は、手を出します。

そして決まってこう言います。

“これって、どうでしょう。。。”

私が知っているのは、紫微斗数。

手相は全く分かりませんので、悪しからず。

そんなわけで、母から聞いたちょっと悲しい

お話をひとつ。

私の母は茶道を教えている先生です。

彼女は着物コレクターでもあります。

母は着物を着ると誰よりも、凛々しく美しい。

母には以前、贔屓にしていた呉服屋さんが

いてその屋号を菊屋といった。

菊屋さんは高齢のおばあさんが、店じまいを

した後に在庫品を細々と処分しながらお商売

をされていた。

菊屋さんは高齢ながら、とてもハツラツとして

おられとてもお元気な方でした。

その菊屋さんのご自慢は、とてもくっきりと長い

生命線。

おまけに、菊屋さんの生命線は2本あった。びっくり

手相占い師からは、

“あなたは、生命力が強い人だ。もし、飛び込

み自殺なんかしたとしても、電車の方があな

たを轢く前に脱線したりして、あなたは無傷に

終わるようなことになるよ。ものすごく、長生き

する。”

と言われたんだそうだ。

どんな手相見に見せても、必ず長生きすると

言われ120歳まで生きる人だと言われて、とて

もご満悦だった。

その菊屋さんがある日、病院に出かけた。

いくら120まで生きるオンナと言われても、所詮

生身の人間である、年を取れば医者にお世話に

なることも多い。

また、高齢者にとっては病院の待合室は格好の

社交場だったりする。。。

そして、菊屋さんは病院で衝撃の事実を知ること

になる。

それは、脳の血管の近くに瘤のようなものがあり、

それは手術も出来ないし、いつ壊れてしまうかどう

かも分からない。

そしてその瘤がつぶれた時は、命の保証はない、

というものだった。

菊屋さんは、落ち込んだ。。。あの元気ハツラツな

菊屋さんはとうとう見る見る間に、小さく老け込んで

いった。

あと40年近く、生きるつもりだったのに。。。

どうしてどうして、頭の中に瘤なんてできたのか。。。

そしてある日、菊屋さんはトイレの前で倒れているとこ

ろを家族に発見され病院に運ばれてあと、天国に旅立

ったのだった。

歳は84歳ぐらいだったらしいです。。。

日本で女性の84歳といえば、平均寿命より低いですよ

ね。

母は、

“手相なんてあてになんないわね。。。”

というけれど、私は結局のところ全ては、気の持ち方で全

てが決まるような気がする。

おそらく、お医者さんが

“瘤はありますが、あまり気にしなくていいですよ。”

と言えば、ここまで極端に落ち込んで、逝くこともなかった

でしょう。

仮にそれが菊屋さんの寿命とだったとしても、死を迎える

その瞬間まで、とても幸せな元気ハツラツな彼女だったこ

とでしょう。

人のココロは、すべてをも支配する。。。

私はそう思うのです。

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