出町柳に着いた。
京都の秋は想像以上にひんやりしていて寒かった。
地図を見ながら、とあるベジタリアン食堂に向かう。
途中で迷い、近くのコンビニのお姉さんに聞いてみた。
すると
「ん~真理子んちだから….あっここに寮みたいなのがあって、向かいにポリボックスがあるこの通りを右ですね」
(真理子んち?お友達の家?)
とよくよく聞くと
鞠小路通りとということが判明。
京都は通りの名前がいっぱい。
ベジタリアン食堂はすぐそこだった。
京のの町屋風の建物。
そこに、施術者のMさんが灯油タンクを自転車に乗せて現れた。
あらあら、という感じでお店の中に
用意ができるまで、お店で「穀物コーヒー」を頂き待つことに。
穀物コーヒーはコーヒーとは似て非なるもの。
でも、とても苦みがなくてマイルドなお味でした。
用意ができたというので2階に通された。
何だか、昔懐かしい雰囲気。
お香がたいてあり、いい香りがした。
寝っ転がると、木の天井が低くて、ずっと昔死にそうなときに寝かされていたような、気がした。
施術を受けるにあたり、体調の説明。
手術した方の、腋の違和感、腕のはり。
そして、抗ホルモン剤の影響で疲れやすく、時に気分が落ち込みやすくなることを説明する。
そして、布団に仰向けになり、目、頭、首、肩を手でレイキを当てられてゆく。

Mさんの手は、ホッカイロのように熱く….
気持ちよかった。
カナダにいた時も、何度か施術を受けたことがあるけれども、こんなに気持ちいいのは、生まれて初めて。
もう、溶けそうでした。
そして2時間のヒーリングの間、爆睡してしまい後はよく覚えていない。
「終わりました。」
の声で、目が覚めて、体の説明を受ける。
やはり、手術した関係で体のバランスが悪くなっていて、右側の傷をかばうのに体が傾き、左の膝に負担がかかりつつあるとのこと。
そして、血行のが全体的に悪くなっていて、脾臓が弱っているらしい。
体の力が抜けきれていなくて、緊張したまま。
なので、ヨガを定期的するように勧められる。
あと、気になるのは、ずっと頭がシャッキンとしてる人なので、いつも体と精神面に負担がかかりすぎているのも、疲れやすい原因。
ボーっとはできるひとはできるんだけど。
だから、力を抜く練習をと。
実は私、カナダにいるときに、レイキのファーストディグリーを受けたことがあります。
そういうと、「じゃあ、自分でできるのに~。人に頼らないで。」
といわれました。
なかなか、自分ではと言うと。
「使わないと駄目」「やったら、やった分できるようになる」
時々、遠方の施術の方に遠隔でお願いすることがあるのですがと言うと、
「あ~遠隔ねぇ~ あれは、難しい。 たまに感じやすい人は『あっ何か感じる』って言うけど、私は何にも感じない。」
とMさん。
確かに、遠隔より、対面のほうがエネルギーを感じられるし、いいのはいいとは思う。
ただ、私は抗がん剤治療の時、抗がん剤が怖くて、施術者の方に頼んで毎日のように、レイキをしてもらったら、ほぼほぼ、脱毛と味覚障害と爪の変形以外の副作用は出なかったよ。
遠隔でもそれなりに、効果はあるのだろう。
2時間で7000円、ヒーリングにしては格安のMさんのレイキヒーリング。
また、お財布と相談して行きたい。
今度は、秋の京都ではなく、桜が咲く、春の京都がいいなぁ