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謎の注射器の行方

こんばんは、かこでございます。

今日はちょっと、私の中で消化不良に

なっている話を。。。

私は、とある法律事務所で以前働いていました。

いろいろな、クライアントさんがいましたが。。。

皆さんそれぞれに、個性的な方が多かったです。

中でも、抱えている事件の重さから心の病にか

かる人もいました。

それも、軽いものとかそういうものではなく、かなり厄介な

ご病気だったりしました。

そのクライアントさんは、弁護士の古い友人だったので、

病院に行くついでに、毎週のように用事もないのに事務所に

訪れていました。

あくまでも、症状が躁状態の時期に限定されていましたが。。。

ある日、そのクライアントさんから電話がありこういうのです。

“昨日の夜、友達を家に泊めてトイレの様子おかしいのでトイレの

タンクを見ると・・・ビニール袋に入った。。。。”

注射器が入っていた。。。

それも、使用済みのガーンガーンガーンガーン

病院の待合室で知り合った謎の外国人のご友人

本人はその友人の方に酷くご立腹で。。。

友人に問いただしたいが、携帯につながらない

と言っていた。

そして、注射器が何のための注射器なのかをどうしても

確認したいので、かかりつけのお医者さんにお願いして

中身を確認したいと言い出した。

かかりつけのお医者さんの待合室で、お二人はお知り合

いになっていてある意味、お願いされたお医者さんもとても

迷惑な話に違いないこの話。。。

とりあえず、警察の科捜研のあたりにしかお願いするしかないね

とアドバイスしましたが。。。

弁護士に言わせると、

“友達を警察に売るようなことになるからなぁ。。。それでもいいなら

警察に言えば・・・”

みたいになりました。。。

犯罪の匂いがプンプンする、この話。。。

結局、クライアントさんとその友人とはそれっきりで、注射器そのものも

その後どうなったのかはよく分からないです。

仕事を辞める前に聞こう聞こうと思いながら、とうとう聞けずじまいで終わ

ってしまいました。。。

きっと。

どこかの、燃えないゴミの墓場で注射器はねむっているのでしょう。

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