こんばんは、かこでございます。
私は占い師になるために紫微斗数
という占いを習っています。
ある日、師匠とレッスンである人の
結婚運を見ている時に師匠から、
“占い師になるんだったら、不倫ぐら
い一度は経験しておいたほうが良い
よ~なんちゃってねぇ”
と言われました。
不倫といっても所詮は自由恋愛、や
りたい人はどうぞご勝手に~と言いた
いところですが、基本的に私は不倫は
良いことだとは思っていません。
こういうふうに、考えが固まったのは、
法律事務所で秘書として働いていた時
に知った不倫殺人事件を知ってからで
す。
それは30代の女性が家庭ある人と、不
倫をし相手の騙された挙句、不倫相手
の奥さんを小さな子どもたちの前で、絞
殺してしまうという事件でした。
逮捕された後でも、自分自身を追い詰め
た不倫相手への恨みつらみを、弁護士
に書いてよこし、あくまでも自分は被害者
で不倫相手がのうのうと、罰せられること
がなく、普通の生活をしていくのが、許せ
ないと言っていました。
罪は罪として認め、反省しているものの、
他に原因と責任を求めるあたり、オウム真
理教のお弟子さんとか元お弟子さんに通ず
るものがありました。
殺人に関わらず、刑事事件の被告人は結構
そういう、思考に陥りやすい人は多いです。
記録を見つけて10数年たった後のこと、先
生の奥さんにたまたま、そういう話をしたこ
とがありました。
すると、奥さんは
“いつも、何か大変な事件があったら話して
くれるのに、その話は聞いたことないわ~ ”
と言っていました。
事務局でちょっとした騒ぎになり、先生が事務
局に顔をだし、
“あ~ あの事件ね。。。”
と、その後の結末を、話し出しました。
先生は、弁護人として遺族でもいらっしゃる不倫
相手の男性の元に事件の謝罪や示談をするた
めに訪れたそうです。
男性は、事件があまりにも大々的に報道された
ため、仕事も辞めざるを得なくなり、子どもを連れ
て自身の実家に身を寄せていました。
大阪からはるか離れた、山間の小さい村落だった
そうです。
女性が言うように、彼には公に罰せられることはあ
りませんでした。
弁護士は詳しい話は、してはくれなかったけれど。。
。
“針の筵だ。身の置き所がないって言ってたよ。”
ある程度、子どもが大きくなって母親が死んだ理由
を知る日が来たかもしれない。
男性もまた、重い重い十字架を背負って生きている
に違いない。
きっと、今も。