おはようございます。、かこでございます。
さて、今日も占い師になるため、
朝からお勉強しているかこです。
前回のレッスンでお師匠さんから
占い師になりたいなら、不倫の一
つぐらいしておいた方がいいよッと
言われ、思い出した古い記憶。
もう暫くお付き合いください。
昭和の時代のお話です。
今では、30代半ばの女性が独身で
あることが珍しくない時代になりつつ
ありますが、昭和の時代はそういう時
代では、ありませんでした。
24歳過ぎれば、売れ残りのクリスマス
ケーキ扱いです。
そんな時代に、30代半ばの女性が妻帯者
と恋をしました。
2度の中絶後相手の男性宅に押し入り、小
さな子どもの目の前で、不倫相手の妻を絞
殺してしまいます。
女性は、犯行後に不倫相手に呼び出され、
「うちのかみさん殺ったのお前じゃないだろう
な」
問いに
「私じゃないわよ。」
と平然と答えます。
その頃には、女性は男性に対しての愛情も失
くして自分が不倫相手にとって都合のいい女
であるということは、充分理解していたことで
しょう。
程なくして彼女は、逮捕されます。
事情聴取に対し、不倫相手の男性はどうして彼
女と付き合っていたかの問いに
若い愛人を持つと金がかかる。
彼女は安定した職に就き、収入も
あるのでデートをするのにも、お金
を出してもらえるので、そういう関係
になるんだったら、好都合な相手だ
った。
というようなことを答えています。
ここまで読んだとき
殺されやんとあかんかったんは、こ
のおっさんやったんちゃうの
と軽い殺意すら覚えました。
その後彼女には、有期刑が言い渡されます。
どれくらいだったのかは、よく覚えていませんが、1
0年ちょいぐらいだった記憶があります。
下獄する際に、彼女は弁護士に手紙を書いてよこ
しました。
その手紙からは
不倫相手に対する、憎しみ怒りが綴られていまし
た。
自分は人を殺したので、刑務所に入ることは仕方
ない。
でも、私をそこまで追い詰めたあの男が許せない。
私は今もこれからも、塀の中でその空気を吸うこと
なく過ごします。
でも、あの男はなんの罪に問われることもなく平然
と、今も、これからの人生を生きていくことでしょう。
私にはそれを、理解できない、どうして私だけがこん
な目に合わなければいけないのか。
などと、延々と綴られていました。
手紙からは、目にはみえませんが、怨念とか恩讐の
ような波動がメラメラと感じられました。
私は手紙を読んでいて、とても不快に思いました。
この人は自分がやらかしたことの恐ろしさを、理解して
いるのかと。
小さい子どもから、母親を奪っておいて何を甘ちょろい
ことを言うのか。
騙した男も悪いが、そもそも騙されたアンタもアホなんだ。
嘘でもいいから申し訳なかった、と書けないものかとも
思いました。
そして、担当したトトロン先生にも、
この手の事件の被告人には、ちゃんと説
教をしてことの重大性を分からせないとい
けないのに何してるの?
と思ったものです。
そして、それから、10年ほどたった時、弁護士から不倫相手
のその後の生活について教えてもらうことになるのです。
