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占い師になりたい私が、不倫を勧められる訳?③

こんばんは。かこでございます。

さて、今日は前回の続きです。

私は以前、法律事務所で法律事務

に携わっていました。

弁護士秘書としてまだひよっこだった

私はある日、書庫で古いファイルを見

つけて、熟読します。

それも、書庫なので立ち読みです。

事件の概要としてはザックリと書けば

こんな感じです。

ある30代の役所勤めの女性が恋をしま

した。

どのような出会いであったのかは、忘れて

しまいましたが…

職場は全く別でした。

相手の男性には家庭がありました。

彼は、事あるごとに彼女に

妻を愛していない妻との

関係は冷え切っている。

妻は空気のような存在。

いずれは離婚するつもり

でいる。

不倫するおっさんが良く使うセリフです。

こういうことを言う奴に限って結構、夫婦仲は円満

だったりするんですよ。

いつか離婚する、という言葉を信じました。

そして待ちました。

昭和の時代の30代半ばから後半の未婚女性は今

ほど、たくさんいた訳でなく、オールドミスとか、売れ

残り、行き遅れとか、言われとても、彼女も辛かった

のだと思います。

そして、ある日彼女の体調に変化が現れます。

そう、妊娠してしまうのです。

彼に妊娠を告げると、彼は、

妻とはいつか、必ず離婚する。

そして、きみと結婚する。

でも、今はまだ無理だ。

申し訳ないけど、今回は子ども

の事はあきらめくれ。

頼む。

こんな感じで、彼女も渋々子どもを諦めます。

今のように、シングルマザーなんておしゃれな

横文字は使わない時代。

漢字で

未婚の母

と言われる時代に、子どもを産んで育てるという

選択肢は彼女には存在しませんでした。

その後もギクシャクしそうに思える彼らの関係は

変わらず継続します。

そしてある日、彼女は再び妊娠します。

そして、彼に伝えると、今度は

妻とは、離婚の話を今進めていると

ころだ。

もう少しなんだ。

今は、時期じゃないんだよ。

ごめん。頼むよ

と言って、産むことに同意してくれません。

泣く泣く、彼女は子どもは諦めます。

そして、彼の離婚成立を待ち続けます。

でも、待てど暮らせど、離婚はしません。

そして、徐々に彼女は

離婚に同意しない、妻が悪い。

妻さえいなければ、私は妻の座

に座れる。

という考えが頭に浮かぶようになります。

そして、彼女は彼の自宅に向かいます。

実際に、彼女が彼の自宅でどのような光景を

目にして、犯行に及んだかについては、あまりに

記録が多すぎて、読むことが出来ませんでした。

彼女の恋人である彼が帰宅して、目にしたのは

首を絞められて殺された妻の姿でした。

傍らでは、幼稚園にも通ていない幼児とハイハイが

ようやく出来るようになったような乳児が、母親の死が

理解できないまま、泣きつかれて寝ていました。

当然ながら、犯人はすぐに分かり彼女は、捕まります。

当然です。

私が驚いたのは、彼女の事件に関する言い分と、彼が

どうして不倫相手として彼女を選んだかについてでした。

このお話は、もう少し続きます。

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