こんにちは、かこでございます。。。
今日テレビを見ていたら、元農林事
務次官の男性の子殺しの判決をし
ていました。
懲役6年。。。
まぁ、実際に死なしてしまっています
ので、執行猶予はちょっとしんどいな
いう感じでしたが。。。
ちなみに、殺された息子さんは発達
障害・アスペルガーだったそうな。
学生時代に壮絶なイジメにあいその
後遺症に悩まされていたらしい。。。
娘を自殺で亡くして、息子を自分の手
で殺めるというのは本当に辛かっただ
ろうなと思います。
そもそも、イジメというものがなければ、
起こらなかったかもしれないこの事件。
発達障害の人たちだけでなく、健常者
にでも、起こりえるような話ではないで
しょうか。。。
私が法律事務所で秘書をしていた頃、
やはり発達障害の子どもを道連れに
無理心中を起こしたお母さんがいまし
た。
無理心中と言っても、未遂に終わった
のだけれど。。。
その事件もなかなか考えさせられるも
のでした。
彼女には学歴コンプレックスがあり、結
婚するのに際し、マッチングサイトで出
会ったそこそこのエリートと結婚します。
確か、国公立大学卒でそこそこの会
社に勤め、そこそこの収入もあったよ
うです。
今考えると、彼女の母親には“世間体
”を気にする傾向があり、彼女の学歴
コンプレックスも加わってそんな感じに
なったようです。
子どもが出来ましたが立ち合い出産の
影響か、夫が夜の営みを拒否するよう
になりました
もともと悲しいことに、その夫はコミュニ
ケーション障害ぽいところがあり、休日
には自分の大好きな馬を見に行くため
に、競馬場に通います。。。
女性そのものに、興味がないかと思え
ば、決してそうではなく。。。
出会い系で知り合ったと思われる女性
と携帯電話でやり取りをしている様子で
した。
夫とは会話もなくなり、夫婦関係はカ
タチだけのものとなりました。
子どもが2~3歳ぐらいの時、彼女は
育児に疲れ果ててしまいます。
子どもはもともととても育てにくい子で
した。
トイレに行くと、必ずシャワーを浴び全
ての着衣を着替えたり、他にもさまざま
な子どもなりの生活する上での、こだわ
りがありその通りにしないと手が付けら
れないのです。
インターネットで検索すると、子どもの
症状は当時から注目を浴びていた
発達障害
そのものでした。
その日から彼女はインターネットを使
い、発達障害の知識を増やしていき
ます。
決して治らない。
親の育て方には問題がな
い。
この事実の狭間で彼女は揺れ動き
ます。
そして意を決して、病院に行きます。
しかし、まだ幼い子供が発達障害か
どうか確定診断してくれる医者は少
なく、何軒か回った結果、発達障害で
しょうという結果に辿り着きます。
親の育て方に問題はないという確証
を得た彼女は安堵しますが、その反
面“決して治らない”という現実を突
きつけられます。
そして段々と、違う意味で落ち込み
ます。
精神科で診断されたことから
発達障害=精神病
と思い込むのです。
家庭に興味のない夫。。。
そして、世間体を気にする自身の
実母。。。
かつて、彼女の親戚に不登校にな
った子どもを見て実母が吐き捨てた
“あんな変な子産んで”
という言葉が彼女を情緒不安定の泉
に引きずりこみます。
周りに誰にも相談できなかった彼女
は、
無理心中の道
を選びます。
ノートいっぱいの遺書を残して。
心中は予定外に早く帰って来た、
夫によって発見されて母子は救
急搬送されて一命をとりとめます。
法治国家の日本では心中未遂は
殺人未遂になりますので、彼女は
警察に逮捕されます。
逮捕された彼女は警察でも
子どもを殺そうとした
として、ボロカスに言われます。
当たり前と言えば当たり前ですが
。。。
しかし、自分を守ってくれるはずの
国選弁護人からも
子どもを殺そうとするなんて。。。
あんた、マンションで殺人事件があ
ったら一棟ごと事後物件になるって
知ってたんか・・・
人様の資産も半減させるなんてあり
えへん。。。猛省しろ!
私らはアンタだけの弁護人じゃない。。。
依頼人はアンタだけとちゃうねん。。。
せやから、警察に呼びつけるのむっち
ゃウザいからやめてくれる?
などと責められます。。。
そんなわけで、留置所で同房だった人
を通じて、刑事事件が得意な元ボスに
お鉢が回ってきたのだが。。。
元ボスに弁護人を変えてから、彼女は
俄然元気を取り戻した。。。
暗いイメージだったのが、家族の会でい
ろいろと話を聞いてもらえるうちに、子育
てをやっていけそうな自信が持てたよう
だった。。。
実家の両親の支えも大きかった。
コミュ障害の夫が事務所を訪れることは
最後の最後までなかったけれど。。。
裁判員からは夫に対しては、
「奥さんがこんなことを引き起こしたの
は、アンタがしっかりしてないからでし
ょう。。。」
と小言を言われたそうだ。
殺人未遂と言う事で、実刑にもならず
に済んだ。
着手金と報酬もキッチリと頂いて事務
所的にもウハウハだった。。。
前置きが長くなりましたが。。。
紫微斗数でも発達障害の可能性があ
るかどうかというのは、分かるようです
。。。
これとこれがあるから、発達障害という
ことではなく全体的に命盤を観た時に
、恐らくは可能性としては高いと判断で
きるようです。
私はよく分からないけれど、師匠はよく
「この人は(発達障害)の可能性がある」
とよく言います。。。
向心力とか離心力とか多いとそういう傾
向があるのかもしれません。。。
そして、その命盤の人を観察したり、お
母さんから話を聞くと。。。
やっぱり、そうかも。。。
と感じます。。。
発達障害は親の育て方が悪いのではない
とは言いますが。。。
あえて言うなら、接し方一つで個性を伸ばし
てあげることはできるのではないかと思いま
す。。。
障害のあるなしに関わらず、環境は大切です。
私自身も鑑定で発達障害の子を持つお母さんと
接したことがありますが。。。
命盤を観ると、お母さん自身が子どもの足を引っ
張っていくような傾向もままあります。
本人は、それが良いことだと感じてはいるようで
すけれど。。。
子育てってムズカシイですね。
拘置所から保釈された母親に彼女の子どもは
小さい紙に
「おかあさん~だいすき~」
と書いて渡したそうだ。
私の知る限り、彼女は離婚せず親子3人で
今までの事と向き合いながら生活しています。