こんばんは、かこでございます。
デートをしていました。
駅で電車を何本かやり過ごし、ようやく電車に乗りました。
このくそ寒いのにお互いに半そでで、私の左側に座る彼の
上腕部には、BCGの接種跡がありました。
BCGの跡は盛り上がっていてとても、グロテスクでした。
駅について電車を降り、本屋に入りました。
私の欲しい本はなく、彼は気に入った本をお買い上げ。。。
本屋を出ると夜になっていて、小雨が降っていました。
傘をさして、彼と私は手を取り合い走り出しました。
何故かローラースケートで。。。

突然彼が私の手を放し、どんどん右側に迂回をして。
彼はローラースケートを脱ぎ、ローラースケートで突っ
込んでいく私を、ガシッと受け止め。。。
“好きだ~結婚しよう
”
とおらぶのである。
熱い抱擁の間、私が考えていたことは。。。
占い師というのは、悲しい職業である。
頭の中で、彼の命盤の分析が始まってしまうのである。
“この人なぁ~見た目誠実そうやけど。。。意外と女性関係
に緩いところあんねんな~。。。まぁ、根は真面目やから家
庭を壊すようなことはないからまぁ、ええけど。”
“基本的に仕事仕事で、嫁のことはある種ほったらかしでなぁ
~、まぁ、私はあんまり、金魚の糞みたいくっついて回られる
のは好きじゃないし。まぁ~ええけどぉ~ その方が私も好き
な仕事が出来て、ええ感じぃ~”
“しゃぁけど、この人、40代中ごろに仕事辞めるねんな~、ほ
んで、生活が立ち行かんようになるねんな~暫くキツイねん。
そうそう、金の切れ目が縁の切れ目っていう感じで結婚生活
もうまいこと行かへんようになるんやわ。。。まずい。。。それ
はまずい40代って言うたら、子どもに一番お金かかる時やん
。。。お受験とか。。。うわぁぁぁぁぁぁぁ、最悪~金を取れん元
ダンナというのほど、使えんものはない~~~”
等々、感動のプロポーズの数秒の間にどれだけ、冷静に考えてる
ねん。と自分でツッコミながら。。。
これで、今断るのも。。。どうしたものかと。。。
あ~ぁぁぁぁぁぁ
と、ふと気が付くと。。。ベットの中で固まっていた。
全て夢だった。。。時計を見ると 午前11時9分。。。
どんだけ寝るねん。。。
かくして、11時に予約していたお鍼にも寝坊して行けず。
電話で平謝り。明日伺うことに。。。
寝ている間に大学からも着信があり、結局京都の固定電
話に掛けなおす羽目に。。。
あぁぁ、トホホな目覚めだった。