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白蛇殺しの祟りとタダシのハサミ

こんにちは、かこでございます。

G20・サミットが終わり、物々しい

警備も終わった大阪です。

通常の生活に戻るなぁと思ってい

ると、サミットが終わるなりバケツを

ひっくり返したような雨である。。。

湿気がアカン私にとっては、散々な

梅雨月間の始まりです。

さて、今日は不思議なお話を。。。

私は、タダシ美容室という美容室に

最近嵌っています。。。

タダシの美容師としての信念はその

人にドンピシャなヘアスタイルを提供

すること。

その人の骨格、髪質、身に着けている

眼鏡のフレームを計算し、オンリーワン

の髪型をお届けするのです。。。。

そのタダシですが、実は観える人なのです。

目に見えない世界を語らせると、もうタダシは

誰にも止められません。。。

ある日、タダシが髪を切っていると男性客から

ニョロっと白いものが出てきたそうな。

そして、タダシは条件反射的に、その白いものを

商売道具のハサミで

パツン

と切ってしまった

その瞬間、

痛ッ

と、男性客が叫んだ。

“お客さん、お客さんから白いもんが出てきたから

切っただけで、お客さんの身は切ってませんでぇ”

と言うタダシに男性客は白蛇を捕まえて殺し、

そのまま、

一斗缶に白蛇を入れて

燃やしてしまった過去があると言い出した。

自然界をお散歩中に人間に捕まり殺され、

一斗缶で焼かれた白蛇。。。

さぞかし無念だったことでしょう。

白蛇と言えば、神様の使い。。。

きっとそんな言い伝えを、男性客は意にも

返していなかったのか、はたまたは全く

知らなかったのか。。。

その後、男性はしばしば、白蛇の姿を見たり

脳裏に浮かぶことが日常的に出てくることもあり

怖くなった彼は巳を祀る神社に足しげく通う事と

なった。

そうこうしているうちに、知り合いから白蛇を

信仰する怪しげな集団を紹介されて、ずっぽりと

嵌ってしまう人生を送るようになる。

信仰の善し悪しは別として、その手の集団の厄介

なところは、何でもかんでも

“やれ、お供養だの、お布施だの”

と言って、お金を巻き上げるのである。。。

その男性客も、かなりその集団にお金をお布施として

出していました。

タダシが、その人の首に古ぼけた、汚らしいネックレス

があるのを見つけて、

“これは、なんですの。。。はてなマーク

と聞くと、その集団に入った時に、授けて貰ったらしい。

そのネックレスは片時も身に着けていなければならず、

もちろん、お風呂にも付けてはいるのだとか。。。

もう、何十年もその男性客は身に着けていたのでした。

タダシは、男性客にネックレスを取ることを勧めたが

頑なに、

“先生、これは外したらあきませんねん。巳さんが~”

と言う。

タダシは

“自分がハサミで切ったるし。。。あんた、そんなとこ

はいっとたら、アカンで~”

とうとう、ネックレスを外すことに同意させることに

なった。

ネックレスをハサミで切った後、男性客はネックレスを

見て、

こんな汚いネックレスを何十年もぶら下げていたのかと

いって吃驚していたんだそうな。

ネックレスを毎日見つつも、どれだけ汚いかという事は

全く見えていなかったらしい。

そして男性客はそのネックレスをどういう訳か、タダシに

処分して欲しい、自分では気持ち悪くてできないと言う男

性客にタダシは、

”自分の本業は美容師で人の髪の毛を切るのが仕事なので

いくらなんでも、それはできん。”

男性客はタダシに促されて、店の裏庭にあるドラム缶で

新聞紙で包んだネックレスを燃やしたそうだ。

そして、男性客は

“スッキリしましたわ。気が軽くなりましたぁ~”

と言って帰っていった。。。

タダシは、男性客からニョロっと出てきた白いものを商売道具の

ハサミでパツンと切ったのだが、タダシはやはり気持ちが悪いの

でそのハサミを捨ててしまったんだそうです。

美容師のハサミは調べてみると、結構なお値段で。。。

上を見たらキリがないようです。

NARUTO ナルトシザー 二梳きヘネシーラムール S31 5.8インチ [ カット率約20%…184,443円楽天

タダシの一回のカットの料金が

2500円

一体どれぐらいの、お客さんの髪を切れば次の

新しいハサミを仕入れることができるのでしょうか。。。

タダシ、大赤字である。

ヘビ
ヘビ
ヘビ
ヘビ
ヘビ
ヘビ
ヘビ
ヘビ
ヘビ
ヘビ
ヘビ
ヘビ
ヘビ
ヘビ
ヘビ
ヘビ

白蛇は神さまの使いと言われてます。

私の良く知る、やはりよく観える方は3歳ぐらいの時に家の

鴨居をつたう白蛇を見てから、いろいろなことが観えたり分

かったりするようになったと言います。

白蛇は祀るものであって、決して手にかけるものではないの

ですよ。

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