おはようございます。かこでございます。
私は２年半前に乳がんと宣告されて、手
術、抗がん剤治療、放射線治療を受けて
今は、ホルモン療法を受けています。
放射線治療を今から２年ほど前に受け初
めて、すぐに患側の右腕に強烈な痛みが
出て、一本の筋まで出るようになりました。
整形外科では、“筋肉痛”と言われ、大学
病院で外科医をかつてしていたS先生から
は、リンパ管腫と診断されました。
S先生から“抑肝散”という漢方薬をもらい
ました。
一週間分です。
イライラしたり、気が昂ったりした時に飲む漢
方薬で、日ごろから緊張が高く筋肉がこわば
っている人も飲める漢方薬です。
とにかく、腕の筋肉がこわばっていたのでS先
生が処方してくれたようです。
当時勤めていた、弁護士事務所のお向かいさん
に足つぼ屋さんがありました。
同じテナント同士、お付き合いもあり給湯室でお話
することも多い間柄でした。
S先生のところに行った後のある日の朝、給湯室で
お湯のみを洗っていると、足つぼさんが現れました。
おじさんに、腕が痛くて仕方がないと訴えた。
乳がんということは、その時まで黙っていたのだけれど
初めて伝えると、
「なんで、早く言わんかったんや～言うてくれてたら手術
をせんでも良かったかもしれんのに～ガンは足つぼで消
えるやで～」と語りだした。
おじさんによると、放射線治療で胸の組織を焼くことによっ
て組織が縮んで引っ張る事によって、痛みがでたり、筋が
でたりするんじゃないのか？ということだった。
とにかく、何とかしてあげるからおいでと言われました。
そして直ぐにおじさんにお願いして、翌日に予約を入れま
した。
足つぼマッサージそのものは、あまりの痛さに息を止めな
いと耐えられないようなものでした。
事務所にいるとしばしば男性の悲鳴のようなうめき声が聞
こえるのですが施術を受けていると、なるほど理解できます。
さて、足のマッサージが終わり、肩を揉んでもらい、両腕を回
しました。
そして、とうとうその瞬間がやって来ました。
万歳をして両腕を上に挙げ、おじさんに思いっきり腕を上に引
っ張られた次の瞬間
“ プチッ 
”
「今、プチッていったっ
」
（うわぁぁぁぁぁぁぁ どうしよう。 切れたよっ 切れちゃったよ）
そして腕を下した瞬間、腕にさっきまでとは全く違う感覚が。。。
今まで腕を引っ張っていたツッパリ感がすっかりと消えてしまって
いた。
腕の痛みも随分と和らいだ。
ただ、完治とは言えない状態だったけれど。